なぜ収入は上がると思っているのか?給料を上げたいなら根本から解決する必要がある
多くの人は一つの企業に長くいて歳を重ねると、収入が勝手に上がっていくと思っていませんか? いわゆる年功序列制度が残っているのは、公務員と古くからある大きめの企業くらいですよ。他はすべてなんちゃって年功序列です。
40歳、50歳になってもあなた自身の給料は、たいして変わってないはずです。そもそも給料はどういう基準で支給されているのか。
給料は必要経費分しか貰えない
そもそも皆さん、給料の仕組みを理解していますか?日本の企業のほとんどは、その人の必要経費分しか給料を払っていません。
家賃を払って、光熱費・通信費を払って、同僚と飲みにいき、スーツや革靴を買い、残ったわずかなお金を貯金する。この必要経費分を貰っているだけに過ぎないのです。歳を重ねるとわずかに収入が増えるのは、結婚して子供が出来て「必要経費」が上がるからなのです。
頑張っても上がるのはその月だけ
会社の利益を上げたとしても給料は上がりますか?その月にインセンティブが入るだけではないですか?賞与に少し反映されるだけではないですか?
また、社長賞のような「謎のご褒美」で幾ばくか、小遣い程度のお金を貰い喜んではいないでしょうか。
これは残業をたくさんしたから残業代が出るのと同じです。その月にたくさん残業して頑張ったら、その月だけ給料が少し上がるだけなのです。
実は会社勤めで根本的な給料を上げるためには、土台を固めなければならないということに気づいていない人が多いのです。では土台とはなにか、土台を固めるにはどうすれば良いのか。
給料を上げるために土台を固める
ほとんどの人は今日の残業代、月のインセンティブのために必死に働いています。しかしそれでは毎日を頑張らないといけないし、頑張らなかった日は残業代が支給されず、給料が下がってしまいます。それだと毎日全力で働き続けなくてはならずヘトヘトになってしまうでしょう。
土台とは付加価値である
では、毎日ヘトヘトになって残業せずに給料を上げるにはどうすればいいのか。それは自分だけが出来る事を増やすことです。言い方を変えるとクオリティーを高める、技術を上げる、要するにあなたしか出来ない「付加価値」をつけることです。
あなたしか出来ない仕事は、誰でも出来る仕事に対して報酬が高くなります。極端な職種を例に出すと医者や弁護士という職種が該当します。これは特別な職種だけではなく、一般企業にも言えることなのです。
例えばプログラミングを出来る人はたくさんいます。しかし、プログラミングとデザインが出来る人は多くはありません。システム会社にとっては貴重な人材といえます。貴重な人材ということはそれだけ給料のベースを上げてまで会社にいて欲しい存在となります。
付加価値を上げる方向へシフトする
毎日を頑張ってその月の残業代を稼いだり、インセンティブを貰うのは一時の収入が上がるだけなのは理解いただけたと思います。
僕が言いたいのは、目先のことを考えるより、もっと後のこと考えて努力する方向を定めた方が、長い目でみたときの給料が上がるということです。インセンティブや社長賞のために頑張るのではなく、付加価値を上げるための努力をした方が絶対に良いです。その方が幸せになれるはずです。
rubyの女神「池澤あやか」
rubyの女神で有名な池澤あやかさんは女優にプログラミングスキルという超異例の付加価値を持ち、IT系のイベントや雑誌など多岐にわたりそのスキルを活かしています。
IT系のイベントで普通の女優さんがゲストで来るよりも、女優かつプログラミングを知っている方が来るのとは雲泥の差ですよね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。良く考えると当たり前のことなんですが、気付いていない人が多いのも事実です。目先の仕事を頑張るのは日本人の良いところではあるのですが、考えて行動することが大切です。